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No.289 震災から6カ月 - 難局乗り越え 元気な姿勢で

2011年9月10日
編集部

震災から6カ月
難局乗り越え 元気な姿勢で

 3月11日に発生した東日本大震災から6カ月が経過した。未曾有の震災直後から、被災地の旅館ホテルはどのようにして難局を乗り越えてきたのか。福島県・磐梯熱海温泉のホテル華の湯代表取締役社長の菅野豊氏は、福島県旅館ホテル生活衛生同業組合の理事長も務める。被災者の受け入れ、金融問題、原子力損害賠償、風評被害対策……など、さまざまな問題に立ち向かってきた。「元気な姿勢でお客様と接することが一番大事」と語る菅野氏に話を聞いた。

【増田 剛、鈴木 克範】

旅館は地場産業地域で必要な存在に

 3月11日午後2時46分。私は当館で福島県旅館ホテル生活衛生同業組合の会合をしていた。長く大きな揺れを感じたが、幸い旅館は固い岩盤の上にあるため、ガラスが2、3枚割れた程度で済み、大きな被害がなかった。震災から半年近く経つが、旅館経営者として1日も営業を休むことなく続けられたことをうれしく思っている。

ホテル華の湯代表取締役社長
菅野 豊氏

※ 詳細は本紙1433号または9月15日以降日経テレコン21でお読みいただけます。

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