変なホテルが続々と 浅草橋に全国7棟目が開業
2018年7月10日(火) 配信
HISホテルホールディングス(澤田秀雄社長)は7月13日(金)に東京・浅草橋で「変なホテル」を開業する。東京では4軒目、全国で7軒目となる。変なホテル開業はさらに続く。年内に関東、関西、九州で5棟を開業する見通し。さらに来年3月に京都で建設が発表されており、日本全国に続々と「変なホテル」の建設が進む。
開業に先立ち、7月10日(火)に同ホテルの内覧会を実施した。今回は各階でそれぞれ色を出す。2階ロビーはこれまでの変なホテルでも最大級の広さ。フロントはお馴染みの人型ロボット2体が出迎える。大型水槽にはロボットフィッシュが回遊し、コミュニケーションロボット「ユニボ」は元気に宿泊者へ声をかける。同ホテルは約24台のロボットを配する。
さらに、水槽の両脇にホテル業界初のバゲッジポート12台を、試験的に導入する。無料・無人の手荷物預かりシステムで、手ぶら観光が簡単にできようにした。
4階は変なホテル初の取り組みとして、クラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」とコレボレーションする。資金調達に成功し、一般に流通する前の製品を4階の全客室で体験できる。購入も可能。通常埋まりにくい下層階で、新たなサービスを提供し稼働率を上げる狙いだ。
3階は顧客の要望に応え、すべて「加熱式たばこ専用喫煙フロア」とする。木製灰皿も用意し、通常のたばこ喫煙者と異なる環境を整えた。
このほか8室に、布団の温度を快眠温度(約33℃)に保つことができる「フトコン」を取り入れた。1~2千円ほど上乗せすると、フトコンがある部屋を選べる。
一方、今回は観光客をメインターゲットに据える。浅草橋は浅草・上野・秋葉原などの観光地へアクセスが良い。成田・羽田空港へも電車で1時間ほど。直近の変なホテルは8割をシングルルームに設定したが、今回は全145室中91室(約65%)をツイン・トリプルルームにした。レンタサイクルも常設し、宿泊者のうち観光客を7割とする考えだ。宿泊料金は1室1万1千円から(ダブルルーム)。
なお、今月20日(金)に赤坂でクリニック併設型の「変なホテル」をオープンする。
有害性が明らかになっている「加熱式タバコ」を特別扱いするなんて、本当に許し難いホテルだ。
絶対に使わないよ。