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No.290 藤沢市観光振興計画 - 大人の女性に愛されるまちへ

2011年9月21日
編集部

藤沢市観光振興計画
大人の女性に愛されるまちへ

 神奈川県藤沢市(海老根靖典市長)はこのほど、「観光立市 藤沢」の発展に向け、観光振興計画を策定した。観光客のターゲットを「大人の女性」に絞り、「一番に愛される観光地」を目指す。藤沢市観光アドバイザーとして計画づくりに携わってきた、東洋大学国際地域学部国際観光学科准教授の島川崇氏と、藤沢市経済部観光課課長の赤坂政徳氏が、同計画策定までの経緯、藤沢市が目指す将来像や、“藤沢ブランド”化への課題、今後のまちづくりの戦略などを語り合った。

【増田 剛】

クオリティー高く、ターゲットを絞る戦略

赤坂:藤沢市は日本屈指の海水浴場を持ち、マリンスポーツのメッカとして親しまれている。海水浴場としての歴史は古く、1886(明治19)年に鵠沼海岸に海水浴場が開設されて以来125年が経過する。

 1980年代には若年層をターゲットとした、湘南ブランドを押し出した海水浴場が多くの支持を集め、年間400―500万人の海水浴客を集めたが、バブル崩壊後の90年代半ばから海水浴客は減り、年間観光客数もその影響で伸び悩んでいた。しかし、2003年に江の島頂上部の「江の島サムエル・コッキング苑(旧江の島植物園)」や「江の島展望灯台」を再整備、04年には「新江ノ島水族館」がリニューアルオープンすると、江の島全体を周遊してもらえるようになり、滞在時間も増え、大きな誘客効果となった。

赤坂政徳氏

島川崇氏

 

 

 

 

 

 

 

 

※ 詳細は本紙1434号または日経テレコン21でお読みいただけます。

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