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東北復興MICEを、日本復興への道探る

2011年10月24日
編集部
(左から)安田氏、島川氏、佐藤氏、福永氏
(左から)安田氏、島川氏、佐藤氏、福永氏

 日本国際観光学会(会長=松園俊志・東洋大学国際地域学部国際観光学科教授)は10月15日、亜細亜大学(東京都武蔵野市)で「日本復興への道―観光の力を考える」をテーマに14回全国大会を開いた。

 基調講演「“和”が日本を救う」では、高級旅館コンソーシアム「ザ・リョカン・コレクション」代表の福永浩貴氏(アール・プロジェクト・インコーポレイテッド代表取締役)が富裕層旅行に特化したラグジュアリー・マーケティングなどの事業を展開してきた経験を踏まえ、「旅館が外国人旅行者を迎え入れるなら、(1)今までどおり、迎合するな(2)胸を張れ(3)『いらっしゃいませ』でいいなどとアドバイスし、「和を極めるべき。文化力こそがこの国の観光を救う」と強調した。

 パネルディスカッションでは、福永氏に加え、岩手県・花巻温泉「ホテル千秋閣」支配人の佐藤寿美氏、東洋大学国際地域学部准教授の島川崇氏が登壇。亜細亜大学経営学部教授の安田彰氏がモデレーターを務め、討論した。

 ホテル千秋閣の佐藤氏が「今後3年間、さまざまな会合や学会、イベントを東北で開催する『東北復興MICE』を提案したい」と語ると、登壇者、会場の参加者も賛同した。

 午後からは6つの分科会場に分かれ、27の研究発表会が行われた。

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