No.295 長崎―上海航路就航 - アジアとの交流拡大へ起爆剤に
長崎―上海航路就航
アジアとの交流拡大へ起爆剤に
11月3日、長崎市の長崎港からハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)が就航させる上海航路(長崎市―中国・上海市)の第1便が上海へ向けて出航した。第1便は部分改修を終えての試験運航。本格運航が始まるのは来春3月からで、週2、3便を予定する。上海航路就航は中国、アジアとの交流拡大へ起爆剤になると、地元関係者の期待は大きく、官民あげてのバックアップ体制が整い始めている。
【沖永 篤郎】
<日中新時代切り開く存在>
上海航路はHTBの子会社、HTBクルーズが運航し、長崎―上海間の約800キロを約24時間で結ぶ。旅客船「オーシャンローズ号」(約3万トン)の旅客定員は約1千人。日中間の定期航路は、すでに大阪―上海、神戸―天津、下関―青島間などで就航しているが、旅客定員は200―400人規模。長崎―上海航路が実現すれば、輸送旅客数は飛躍的に向上する。
※ 詳細は本紙1441号または日経テレコン21でお読みいただけます。