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変なホテルが2週連続でオープン、スマートIoTルームを導入

2018年7月19日
編集部:平綿 裕一

2018年7月19日(木) 配信 

2体の人型ロボットがお出迎え

HISホテルホールディングス(澤田秀雄社長)は7月20日(金)に東京・赤坂で「変なホテル」を開業する。7月13日(金)に開業した浅草橋の変なホテルに続き2週連続でのオープンとなる。東京で5軒目となり、全国では8軒目。1階に英国風パブがあり、朝は和洋ビュッフェ、夜はアルコールなどが楽しめる。店内は英国風にして訪日外国人も足を運びやすくした。最先端のIoT体験ができるサービスも展開していく。

 開業に先立ち、7月18日(水)に内覧会を実施した。建物は11階建て全116室。フロントは2体の人型ロボットで出迎える。2階に浜松町の変なホテルに続いてクリニックを併設する。パブは全61席で朝食バイキングは午前6時半から、40種以上の料理を楽しめる。10階全客室には、客室設置型タブレットサービスの「tabii(タビー)」を導入。「スマートIoTルーム」として展開する。

タビーを実演する飯村氏

 「すでに国内3施設で試験的に導入しているが、今回が本格的なスタートとなる」。タビーを提供するアンドファクトリーの飯村洋平執行役員は、同日の内覧会で意気込みを語った。

 タビーは客室コントロール機能と観光情報が入ったタブレット。客は無料で利用できる。テレビや空調、照明、アロマディフューザーなどをタブレットで操作できる。就寝前のおやすみモードでは、ボタン1つで一括して操作できる機能も搭載する。さらに1階レストランの混雑状況をタブレット内で見える化し、把握できるようにした。

 観光情報は質を重視する。飯村氏は「今は情報があふれている。ホテルスタッフらに聞き込み、観光スポットや飲食店について、あらかじめ絞った情報を盛り込んだ」と説明した。観光情報はお気に入りに登録すると自身のスマホに取り込むことも可能だ。

1階英国風パブ店内

このほか全室に変なホテルオリジナルマットレス、無料無制限スマホ「handy」などを導入。布団の温度を快眠温度(約33℃)に保つことができる「フトコン」は10室で楽しめる。掛けておくだけでスーツの汚れやしわを取り除ける「LGスタイラー」は81室に用意し、ビジネス客の取り込みを狙う。

 なお、今後も変なホテルの開業は続く。10月3日に東京・羽田で、12月には大阪2軒、福岡で1軒の計4軒が年内に建設を見通す。さらに来年3月に京都で建設が発表されている。

変なホテル東京 赤坂 外観

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