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13%減まで回復、11月の訪日外客数

2012年1月1日
編集部

 日本政府観光局(JNTO)が発表した2011年11月の訪日外客数(推計値)は、55万1900人と、前年同月比13・1%減まで回復。東日本大震災の発生後の4月を底に、順調な回復を見せている。

 各市場の動向をみると、韓国は同32・1%減の13万4千人と、円高の影響が強く回復傾向が停滞。3カ月連続で前年同月比3割台の減少が続いている。

 中国は、震災後初めてのプラスとなる同35・0%増の9万2300人。ただし、10年同月は尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の影響で大きく落ち込んだため、その反動の部分が大きい。

 同じく昨年落ち込みの激しかった香港は、反動により同22・8%増の3万3700人となった。震災後縮小していた定期航空便の回復や新規就航便により座席供給数が増加したことも大きい。

 10月に震災後初めてプラスに転じた台湾は、同3・6%減の8万6200人。円高の影響により再び微減となった。

 そのほかでは、タイは洪水の影響で同39・1%減、シンガポールも原発事故への懸念が強く同47・1%減と大きく落ち込んだ。米国、カナダは前年同月比10%前後のマイナスまで回復し、原発事故への懸念により大きく落ち込んでいたフランス・ドイツも同20%程度のマイナスまで回復してきた。

 なお、出国日本人数は、前年同月比6・5%増の148万8千人で、5カ月連続の増加となった。 

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