北海道上川町、大雪 森のガーデンに新エリア「遊びの森」 8月4日(土)プレオープン
2018年7月24日(火) 配信
大雪山を間近に望む高原にある「大雪 森のガーデン」(北海道上川町)に8月4日(土)、新しいエリア「遊びの森」がプレオープンする。。
これを記念して8月4日(土)・5日(日)には、「遊びの森ワークショップ」「森の音楽大学」を実施。イベントでは、「遊びの森」に新設する「鳥の目になるテラス」の製作陣によるワークショップや演奏会などさまざまなプログラムを予定している。
□大雪 森のガーデン 新エリア「遊びの森」
1)交流体験棟と2つの木琴
「遊びの森」に入ると初めに目に入る「交流体験棟」。室内では、セミナーやワークショップなどを行うことができる。テラスには、インビジブル・デザインズ・ラボが製作した「室内向け木琴」が設置されており、大きなオルゴールのような感覚で、持ち手を回すことで木の奏でるやさしい音を楽しむことができる。
また「北海道ガーデンショー」(2015年開催)の時に、同じくインビジブル・デザインズ・ラボによって製作された「森の木琴」が、「遊びの森」プレオープンに合わせて復活する。階段状に並んだ鍵盤の上から木球を転がすことでやわらかな音を奏でる。森の中を駆け抜ける木球のようすも楽しめる。
インビジブル・デザインズ・ラボ
音を中心とした制作会社。「音」という見えないメッセージと「アイディア」という見えないデザインを「見える」様にしていく事を目標に活動する作家集団。音を軸とした物作りでアナログ、デジタルを越えて活動中。
2)鳥の目になるテラス
上川町の魅力を町内外に発信するため2017年に開校した交流型市民大学「大雪山大学」。このプロジェクトの一環として製作したツリーテラスが、「鳥の目になるテラス」だ。プロジェクト監修・ディレクションに木野哲也氏、プロジェクト監修・プロデュースに畠中秀幸氏、実施施工・デザイン設計に木こり集団outwoodsを起用。鳥が木の枝にとまっているのと同じ目線を体感できるツリーテラスをコンセプトに製作した。地元上川町のカラマツの木を伐採するところからスタートし、生い茂る木々と共存するように一つひとつ組み立てた。
□これからも進化する“遊びの森”
このエリアには鳥の目になるテラスの製作過程でできた端材を用いて地元の子供たちと一緒に作った木のベンチが設置されるほか、地元の子供たちが作る鳥の巣箱を各所に設置することで新たな音環境を創りあげていくプロジェクトも展開する。
9月にはリング型ブランコやハンモックの製作が始まり、高野ランドスケーププランニングが設計するリング型ブランコや、ハンモックが年度内に完成予定。(こちらは2019年度公開予定。)
□プレオープン記念イベントを開催
8月4日(土)・8月5日(日)には、「遊びの森」のプレオープンを記念して、「鳥の目になるテラス」プロジェクトメンバーによるワークショップや演奏会など、さまざまなイベントを実施する。
1)遊びの森ワークショップ
森のはなし:outwoods陣内雄氏とガーデンスタッフによるガイドツアー。「鳥の目になるテラス」の制作秘話や木々の解説を通じて森について学ぶ。
まき割り体験:outwoodsを講師に、実際にまき割りを体験できるワークショップです。
山の仕事の写真展:outwoods山内麻由美氏の写真を通じて、「林業」「森づくり」の活動を身近に感じることができる展示。
2)森の音楽大学
札幌管楽ゾリステン+HBPアカデミーバンドジョイントコンサート:畠中秀幸氏プロデュースの楽団「札幌管楽ゾリステン」とアマチュアバンド「HBPアカデミーバンド」のコラボ演奏を楽しめる。
森の音楽解放区:大雪 森のガーデン内の各所でミュージシャンたちが音楽パフォーマンスを繰り広げる。
ガーデンヨガ:奥かおる氏を講師に、ガーデンの気持ちよい風を感じながらヨガを楽しめるイベント。