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3月末に25万回へ、“基幹空港として飛躍を”

2012年2月1日
編集部
NAAの森中小三郎社長
NAAの森中小三郎社長

 成田国際空港の森中小三郎社長は1月18日に開いた業界専門紙記者との意見交換会で、年間発着回数30万回に向け、2012年3月末には25万回に到達することなどに触れ、「日本の基幹空港としてさらなる飛躍を遂げ、国際ネットワークを充実させたい」と話した。

 11年10月には2本の滑走路を同時に使う発着方式をスタートさせ、23万5千回まで許容量を増加。今後、年間発着回数30万回に向け、12年3月末には25万回、13年夏には27万回に到達するという。

 また、年間旅客数について森中社長は「11年度は3千万人を切るぐらいになりそうだが、12年度は3300万人、3400万人と飛躍できるよう、地元の理解を得ながら施設の増強を進めていきたい」と話した。

 現在、日本航空(JAL)が使っていた第2旅客ターミナルを増設し利用しているLCCの受け入れについては、「今後LCCが増えていけば、専用ターミナルの建設も検討する必要がある」とした。「韓国の仁川やシンガポール、香港、上海などアジアの国際空港の競争が激化してきているが、成田も負けないように努力する」と力を込め、締めくくった。

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