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観光の役割再確認、官民の関係者約250人集う

2012年2月1日
編集部
日観振協・西田会長
日観振協・西田会長

 日本観光振興協会は1月16日、東京都港区の東京プリンスホテルで新春恒例の観光関係者新年賀詞交歓会を開いた。観光関係団体や企業、国会議員、国土交通省など官民から業界を牽引する関係者約250人が集い、日本の復興に観光が大きな役割を担うことなどを改めて確認した。

 主催者あいさつに立った西田厚聰会長は冒頭、「今年は震災による影響からの脱却に向け、全力で取り組み、日本再生元年という明るい年にしていきたい」と決意表明。観光のそれぞれの分野に対しては、「震災で最も大きな影響を受けた外国人観光客は、ようやく一昨年の水準近くまで回復してきた。しかし、海外での風評被害の払拭は、国内以上に大きな課題である。我が国の安全性が世界の人々に正しく理解され、1日でも早く多くの外国人観光客が日本を訪れてもらえるよう国をあげて取り組んでいく必要がある」と述べた。

 また、国内観光は「東北新幹線の延伸や九州新幹線の全線開通、平泉と小笠原の世界遺産登録など大変心強い明るいニュースもあり、観光復活の牽引役となった。その結果、全体としては回復基調が見えつつある」とプラスの面を語る一方、「東北地方などでは依然として風評被害により、多くの観光地が非常に厳しい状況に置かれている」と危機感も示した。

 最後に、「観光は21世紀の成長産業として、大きな期待を担っており、我われ観光関係者はその大きな役割をしっかりと踏まえ、新たな意気込みで観光の発展のために精一杯努力をしていかなければならない」と呼び掛け、締めくくった。

 来賓の室井邦彦国土交通政務官は「今年は国土交通省一丸となり、皆さんと2人3脚で観光立国を実現したい。3千万人の外国人の方を招致するという大きな国策も立てているので、もう一度素晴らしい観光国に立ち直るようがんばることを誓う」と力強く語った。

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