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12年訪日目標は900万人、観光庁長官「過去最高目指す」

2012年2月1日
編集部

 観光庁の溝畑宏長官は1月20日の会見で、2012年の訪日外客数の目標について「過去最高を記録した10年の861万人を上回る900万人を目指す」と語った。

 2010年6月の成長戦略会議で閣議決定された目標値「2019年末までに訪日外客数2500万人」については「前提として守る」としたうえで、その過程にある13、16年の目標については「震災の影響を加味した目標に見直されるだろう」と基本計画の目標値見直しを示唆した。

 また、年末に閣議決定された観光関連の12年度政府予算案(前年度比2%増の103億3800万円)については「厳しい状況のなかでも、前年比プラスの予算を取れた。これは、『観光が日本の成長戦略の重要な柱で、東北復興・日本再生において重要な役割を担う』という国民の期待の表れだ」と一定の充足感を滲ませた。
 

<任期3月末まで延長、「日本を元気にする」>

 観光立国推進基本計画の見直しや東北観光博の開催準備などを考慮し、3月末まで任期が延びたことについては、「就任当初から、観光立国を目指し『オールジャパンで日本を元気に』と思い、一日一日全力で取り組んできた。初心を忘れずにがんばるのみ」と力を込める。早急に取り組む課題として、訪日外客数の本格回復や国内観光の需要回復、MICEの誘致推進、休暇改革などを挙げ、「これらをスピーディーに行い、東北復興、東北観光需要回復のテコ入れをする」と語った。

 溝畑長官は、当時の国土交通大臣である前原誠司氏の強い推薦により、2010年1月4日、本保芳明前長官の後任として就任している。

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