和束町で12のお茶の個性を飲み比べ
2018年7月31日(火)配信
京都府・和束町で茶を生産する「D-matcha」(京都府・和束町)は8月3日(金)から、12種類の異なる品種の抹茶飲み比べを楽しめる予約体験サービスを提供する。
「D-matcha」によると、抹茶も米と同様に品種ごとに味わいが異なり、一般的に流通しているものは数種類の品種をブレンドしている場合が多いという。これに対し同社は、1つの品種・1つの畑で獲れたシングルオリジン抹茶を使い、茶葉毎に異なる個性を楽しめ、味の違いを比べられる。体験サービスでは、日本の栽培面積約75%を占めるメジャー品種「やぶきた」から、希少な京都品種「ほうしゅん」まで12種類をラインナップ。普段抹茶を飲み慣れている抹茶ファンと、抹茶にはあまりなじみのない抹茶初心者、両方が抹茶の魅力を再発見できる内容になっている。担当者は、「京都品種をぜひ味わってほしい」とPRする。
□抹茶飲み比べ体験
ラインナップ
やぶきた:日本茶の栽培面積の約75%を占める代表的な品種。清涼感のある渋みが特徴。
おくみどり:栽培面積約3%。すっきりしたくせのない味、鮮やかな緑色。
うじひかり:京都品種。適採期が短いために時期を逃さず収穫を行うことが重要
うじみどり:京都品種。濃厚な香り、味わいが楽しめる品種。
ほうしゅん:京都品種。香味に優れ、近年注目の品種。
ごこう:京都品種。適採期が短く栽培が難しい品種。特徴ある香気で玉露・抹茶向き。
さみどり:京都品種。冴えのある色、香味に優れた京都を代表する品種。
あさひ:京都品種。抹茶向きの品種。
あさのか:バランスの取れた味わいと独特の香り。
おくゆたか:優雅な香気をもつ品種。
さえみどり:渋みが少なく、まろやかな旨みのある飲みやすい品種。
かなやみどり:ミルクのような甘い香りが特徴。
概要
茶農家が教える、抹茶の栽培方法・抹茶の特徴(約10分)
抹茶を点ててみよう(約10分)
12品種の抹茶を飲み比べよう(約30分)
所要時間:約50分
最低催行人数:1人から最大4人まで(※5人以上の場合は要相談)
価格:1グループにつき、税込7千円
※グループ毎の申し込みで、2人以上の場合各種類の抹茶をシェアしながら楽しむ
予約:
前日までに電話(0774-74-8205)またはメール( info@dmatcha.com )連絡。
□ 石臼挽き抹茶体験
抹茶は、「碾茶(てんちゃ)」と呼ばれる抹茶のもととなる葉を、石臼やミキサーなどを用いて細かい粒子にすることで得られる。1時間に数10㌘しか得られない石臼挽き抹茶は、手間がかかる一方で、ミキサーやミルなどの機械を利用する場合と比べて、摩擦熱の発生が抑えられ品質が劣化しにくいとともに、石臼ならではの独特の香ばしい香りが生まれる。体験では自分で挽いた抹茶のほかに、3品種の抹茶飲み比べも体験できる。
概要
茶農家が教える、抹茶の栽培方法・抹茶の特徴(約10分)
実際に石臼を挽いてみよう(約30分)
抹茶を点ててみよう(約10分)
自分で挽いた抹茶を飲んでみよう(約10分)
所要時間:約1時間
最低催行人数:1人から最大4人まで(※5人以上の場合は、要相談)
価格:1人、税込3600円
予約:
前日までに電話(0774-74-8205)またはメール( info@dmatcha.com )連絡。
□抹茶の栽培/加工/淹れ方まで、和束茶満喫ツアー
日本茶の栽培から楽しみ方に至るまでじっくりと知り尽くしたい人におすすめのツアー。実際に茶を栽培している畑を巡ったのち、抹茶用の茶葉(碾茶・てんちゃ)の加工工場を見学、最後は煎茶・抹茶の飲み比べを体験することができる。
概要
絶景茶畑へのハイキング/茶摘み(約2時間)
店舗にてお昼休憩(日本茶を使ったランチ、摘んできた茶葉の天ぷら)(約1時間)
抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)工場の見学(約45分)
碾茶(てんちゃ)を実際に石臼で挽く、石臼挽き体験(約15分)
抹茶・煎茶の淹れ方講座&飲み比べ体験(約30分)
※工場は茶の収穫日だけ稼働。収穫日以外の日では、機械は稼働していなが、設備を見ながら説明を聞くことができる。
催行時間:午前9:30~午後2:30頃まで(水木を除く)。
所要時間:約5時間程度
最低催行人数:2人~最大6人まで(※7人以上の場合は、要相談)
価格:1人につき、税込1万円 ※昼食代、茶代を含む
予約:
1週間前までに電話(0774-74-8205)またはメール( info@dmatcha.com )連絡。