楽天とぐるなびが資本提携 広告枠販売などで協業
2018年7月31日(火) 配信
楽天とぐるなびはこのほど、資本業務提携を結んだ。2社は今後、IDやポイントプログラムの統合を急ぐ。ウェブサイト・ぐるなび上の総掲載店舗数は約60万店(うち有料加盟店舗数は5万9452店、2018年)。楽天は、これら店舗・利用会員を取り込むことで、楽天経済圏のさらなる拡大を見込む。
楽天は、ぐるなびの発行済株式の約1割を取得。ぐるなびの滝久雄会長に次ぐ株主(第2位)となり、役員を1人、ぐるなびに派遣する予定だ。
ぐるなびは、飲食店のオンライン予約・検索サービスの先駆者として業界を牽引してきたが、昨年から株価の下落が続いていた。9千万人規模を誇る楽天経済圏に対する期待は大きく、楽天会員をターゲットに据えることで加盟店への送客増進を実現する構え。有料加盟店の新規開拓と、在庫増も視野に入れる。広告枠の販売でも協業する予定だ。