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高円宮殿下記念地域伝統芸能賞、八槻都々古別神社楽人会・御田植保存会が受賞

2012年3月12日
編集部

 地域伝統芸能活用センター(中村徹会長)はこのほど、2012年度の高円宮殿下記念地域伝統芸能賞に、「八槻都々古別神社楽人会・御田植保存会」(福島県東白川郡棚倉町 七座の神楽・太々神楽・御田植神事)を選んだ。福島県文化振興課が推薦したもので、「御田植」は国指定重要無形民俗文化財、「七座の神楽・太々神楽」は県指定無形民俗文化財として指定されている。

 地域伝統芸能大賞では、保存継承賞として「小奴可地区芸能保存会」(広島県庄原市東城町塩原 田楽)が選ばれた。活用賞は「寺崎はねこ踊り保存会」(宮城県石巻市桃生町 寺崎はねこ踊)、支援賞は植田倫吉氏(島根県浜田市 石見神楽・蛇胴の製作)が選ばれた。

 地域振興賞、さらには地域伝統芸能奨励賞は、「対象なし」となった。

 また、今年度に限り、東日本大震災の被災地において、被災したにも関わらず、地域伝統芸能の活動を再開し、被災者に復興への活力を与えている団体・個人を表彰する「地域伝統芸能特別賞」を設けた。

 受賞したのは、「釜石虎舞保存会連合会」(岩手県釜石市 釜石虎舞)と、「行山流水戸辺鹿子躍保存会」(宮城県南三陸町戸倉字水戸辺 行山流水戸辺鹿子躍)、「請戸芸能保存会」(福島県浪江町請戸 請戸の田植踊)の3団体。

 なお、受賞者は10月27―28日に地域伝統芸能活用センターと福島県、郡山市、会津若松市が主催する地域伝統芸能全国大会で、高円宮妃殿下を迎え、表彰式を行う。また、受賞者の公演も予定している。

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