TATERU決算、民泊事業が前年同期5倍 19年4月から持株会社制に移行
2018年8月6日(月) 配信
不動産テックのTATERU(古木大咲CEO)は8月3日(金)、持株会社制への移行を発表した(2019年4月予定)。同社は今期決算から、民泊やクラウドファンディング事業のセグメントを追加。アパート経営のマッチング分野以外でも力をつけてきたことから、持株会社化することで、グループ内での業務執行体制の確立と、収益の最大化を狙う。
同日には、2018年12月期第2四半期(2Q)の決算も発表された。12月期第2四半期累計の売上高は、前年同期比41・2%増の373億5215万円、営業利益は23億808万円(同19・9%増)だった。順調に推移しているが、1Qに引き続き売上原価と広告宣伝費を含む「販売費及び一般管理費」が、前年同期と比べ増加傾向にある。
民泊分野で管理業務を担う、傘下のTATERU bnb(大城崇聡代表)は、売上高(2Q)が前年同期と比べ5倍の2億6600万円に、営業利益は同マイナスとなったものの黒字化した(1億1200万円)。
なお、直近3ヵ月(第2四半期)連結の売上、営業利益はそれぞれ、226億7318万円と16億3425万円。売上高営業利益率は7・2%。1Q(4・6%)を上回ったが、前年同期よりも1・2㌽下回った(上・図参照)。