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新会長に尾川氏(Le BENKEI奈良県大和郡山市)、一般社団法人移行へ

2012年4月11日
編集部
尾川新会長
尾川新会長

 国際観光日本レストラン協会は3月28日、宮城県仙台市の勝山館で第55回通常総会を開いた。任期満了による役員改選では、尾川欣司氏(Le BENKEI社長、奈良県大和郡山市)の会長就任が了承された。津田暁夫前会長は、名誉会長に就いた。12年度の事業計画のなかで最大事案は、新公益法人改革にともなう一般社団法人の認可申請。日程は4月に認可申請を行い、8月に移行認可を受け、来年1月に一般社団法人設立登記を予定する。食育の普及啓蒙をはかる、「親子体験食味学習会」などの公益事業は継続して実施する。そのほか、組織基盤の拡充強化をはかるための新規会員増強については目標会員数を280店とし、各会員からの紹介活動を始め、現在16県ある会員不在県ゼロを目指す。

 6年の任期を務めた津田前会長は「08年11月に開いた、同協会設立50周年を祝うイベント開催が大きな仕事だった。当時の国土交通大臣、観光庁長官にそろって出席いただいた。社会的に認知される協会になることを目指して活動をしてきたが、その意味は大きかった」と振り返った。また、「国をあげてインバウンド増加に力を入れているが、外国人のお客様が1番求められているものは日本の食事。そこに我われの役目がある。いざというときに結束できるのが当協会の力だ」と語った。

贅を尽くした料理がふるまわれた懇親会
贅を尽くした料理がふるまわれた懇親会

 尾川新会長は「会員増強が一番大事であり、全都道府県に会員がいる協会づくりをしていかなければいけない。ご協力をいただきながら300軒まではもっていきたい」と抱負を語った。また、「当協会は大変楽しく、会員の皆さんは大好きなはず。一方で一般の方がどう見ているのかが気になる。社会に貢献できる活動を通して、認知度をもっと高めるようにしたい」と語った。

 仙台での総会開催は、東日本大震災の被災地を元気づけようと予定を変更して決定。尾川会長は「勝山館のスタッフの心遣いが、大変ありがたく、胸にしみている。私たちは食べ物を売るだけではなく、心を売る仕事をしなくてはいけないのではないかと感じている」と感謝を述べた。懇親会には観光庁の志村格観光地域振興部長や、奥山恵美子仙台市長、仙台伊達家第18代当主、伊達泰宗氏も出席した。

 副会長、専務理事、常務理事は以下の通り。

 【副会長】長谷収(八芳園・東京都)▽髙橋英一(瓢亭・京都市)▽安田眞一(柿傳・東京都)▽德光孝信(花外楼・大阪市)▽平塚武(事務局)【専務理事】長嶋照之(事務局)【常務理事】伊澤平一(仙台勝山館・仙台市)▽船橋<INLINE NAME="画像枠" COPY=OFF>光(か茂免・名古屋市)▽岡本博行(菊水楼・奈良市)▽住谷栄之資(KCJ GROUP・東京都)▽大瀧進一(リストランテ・ジャルディーノ・東京都)▽森松平(杉の子・宮崎市)▽田村暉昭(つきぢ田村・東京都)▽洲岬孝雄(洲さき・高山市)▽三保二郎(かき船かなわ・広島市)▽廣谷和仁(ひろや・京都市)▽小倉宏之(小鯛雀鮨 鮨萬・大阪市)▽田中慶二(博多芙蓉・福岡市)▽伊藤朝子(銀座朝川・東京都)

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