小田原漁港の通り名は「小田原おさかな通り」に決定、新商品の開発も
2018年8月7日(火) 配信
小田原漁港の通り名が「小田原おさかな通り」に決まった。小田原地魚大作戦協議会(神奈川県・小田原市)が、より多くの人に小田原漁港に親しみを持ってもらえるよう、市内外から通り名を公募。応募総数594通の中から決定し、8月5日に小田原漁港で開かれた「第28回小田原みなとまつり」で正式に発表した。
今年5月から小田原漁港周辺の鮮魚や飲食、卸業を営む若手水産関係者が中心となり「相模湾の豊富な魚種を活かし、漁港周辺を『美味しい』と『楽しい』が混在するエリアにしたい」(同会)という想いで活動を開始。小田原の地魚を活用した「食」の商品開発と地域の活性化に取り組んでいる。
同会では、旬の地魚をたたきメンチ状にして揚げた、旅の食べ歩きにも合う「地魚棒」シリーズ第1弾の販売を始めた。第1弾はとろサバ棒。小田原の地魚の中で、一番の漁獲量を誇る栄養満点のサバを香ばしく揚げたもの。「ジューシーな食感で、言わばサバのメンチカツです」(同会)。
販売店舗は「小田原早川漁村 旨いもの屋台」。問い合わせ=☎ 0465(24)7805。
同市が面する相模湾は、古くから漁業や水産加工業が主力産業の1つとして発展してきた。一方、小田原漁港で水揚げされる魚種の代表格であるアジなどが漁獲量を減らしている現状や、子供たちの魚離れが進んでいることに危機感を抱いたことが、今回の取り組みのきっかけとなった。