ブッキング・ドットコムがおすすめする最高の星空に出会う世界の旅先5選
2018年8月8日(水) 配信
ブッキング・ドットコム・ジャパン(アダム・ブラウンステイン代表、東京都港区)はこのほど、天体観測に適した人気の行き先、宿泊施設を発表した。
世界中の旅行者からのおすすめ情報をもとに、星空の下の非日常体験を味わえる場所を厳選。今回は2018年8月時点の最新レビューポイントを併せて発表した。
「日本では18年8月13日(月)ごろを中心に、ペルセウス流星群の活動が極大化することで、大量の流れ星の観測が期待されている。とくに今年は、直前の新月の関係で月明かりに邪魔されることなく、好条件で観測できるといわれている」(同社)。これらを踏まえ、星が注目されるなか、日本だけでなく天体観測ができる世界中のおすすめスポットを5つ選んだ。
□ビクーニャ(チリ)
ビクーニャはチリにある小さな街。アンデス山脈に近いため、澄み渡るきれいな空が有名だ。ルタ・デ・ラス・エストレリャス(「星のルート」の意)の道をドライブして向かう。「星について詳しく学びたい人は、ビクーニャ北西のママリューカ天文台で実施しているガイドツアーに参加するのがおすすめ」(同)。
天文台へは夜間の入場も可能で、料理やお酒がおいしいのもビクーニャの人気の1つ。星を眺めながら地元産のブドウの蒸留酒「ピスコ」を試すことができ、心が落ち着く静けさと絶景も旅行者から支持を集めているという。
おすすめの宿泊施設 : ビクーニャとエルキ・ヴァリーの探索に理想的な立地にあるのが、 サウアン・ホスタル・ブティック。レビューポイントは9・8/10点。
□ボレゴ・スプリングス(アメリカ)
ボレゴ・スプリングスは、サンディエゴの北に広がるカリフォルニア州最大のアンザ・ボレゴ砂漠州立公園の中にある。これまでもプロアマ問わず天体観測に適した場所として知られている。夜の空を守るため、人工的な光を極限まで制限してきた地元住民の姿勢と努力により、「ダークスカイ・コミュニティ」として国際ダークスカイ協会に認定を受けた。
おすすめの宿泊施設 : ボレゴ・ヴァリー・インは、2つの野外プールとホットバスがあり、日中もさまざまな過ごし方で楽しめる。レビューポイントは9・4/10点。
□カボ・ポロニオ(ウルグアイ)
ウルグアイの東海岸に位置する小さな半島。主要な道路はなく、移動は砂丘を四輪駆動車で走り抜けるか、徒歩に頼るか、という自然そのままの場所だ。カポ・ボロニオは電気や道路の街灯もなく、周囲には近隣の街や都市も存在しない。「この明かりがないという環境がまさに天体観測には最高の条件。唯一の電気は自家発電だが、地元の人々が暗闇を照らす明かりとして使うのはキャンドル」(同)。
星空が楽しめるだけでなく、アシカの生息地や美しく静かなビーチがあるのも旅行者から人気を集めるポイント。
おすすめの宿泊施設 :ビーチの中に建つホステル、ナラカンは美味しい食事と、スタッフのホスピタリティあふれる対応で高い評価を得ているという。レビューポイントは9・1/10点。
□バレアル(アルゼンチン)
雲ひとつない夜空の広がる日が、年間300日以上あるというバレアル。明かりもほとんどない無風の場所で、天体観測には質の高いコンディションがそろう。このため、地域では開発を規制する厳しい規則が課されている。だからこそ、流れ星や天の川の希少な情景にであうことができるという。エル・レオンシート天文台(CASLEO)は、1980年代前半に天体の研究のために建てられ、毎月定員制の夜間ツアーを開催している。
おすすめの宿泊施設 :バレアルの美しい郊外にある エコポサダ・エル・メルセダリオ。伝統的な装飾が施された部屋がある。レビューポイントは9・1/10点。
□クーナバラブラン(オーストラリア)
クーナバラブランはキャッスルリー川の川岸にある。人工の明かりがほとんどなく、湿度が低い高山地域。オーストラリアの天体観測の拠点となっている。鑑賞ポイントは、ワールンバングル国立公園の際に建つサイディング・スプリング天文台だ。オーストラリアでも最大級の光学望遠鏡があり、年間を通して天の川が観測できる。さらに、毎年10月にクーナバラブランでは天体観測のフェスティバルが開かれる。
おすすめの宿泊施設 :農場に滞在できる バークラ・ファームステイ 。山の絶景を満喫できる広々としたユニークな宿泊施設だ。併設されているカフェやレストランから希望に合わせてケータリングや、バーベキュー設備もあり、星空を眺めながら料理を楽しめる。レビューポイントは9・0/10点。
※ 調査集計方法:過去1年間(2017年7月~2018年8月)に集計されたユーザーの口コミレビューをもとに、カスタマーレビュースコアーを算出。