今年度は22地域目指す、ジャパン・オンパク総会
一般社団法人ジャパン・オンパク(鶴田浩一郎代表理事)は5月30日、東京都内で2012年度ジャパン・オンパク総会を開いた。
11年度の事業報告では、「構成する会員数は7地域増加し、全体で17地域となった。社団が運営を支援している全国のオンパク実施地域は5地域増加して全体で35地域となった。構成する17地域では、これまでに4522種のプログラムが企画・運営され、地域の資源・人の発掘を行った。そのプログラムには延べ9万2516人が参加し、プログラムの定員稼働率は62・2%となった。2011年度は1210種のプログラムが企画・運営され、2万2150人が参加し、定員稼働率は55%だった」と発表した。
役員改選では、NPO法人ハットウ・オンパクの鶴田浩一郎氏が代表理事に再任したほか、川北秀人理事、里見喜生理事、小松俊昭監事が再任、牧田正浩監事が新任で承認された。
新体制のもと、社団の運営力・支援力の向上とネットワーク強化をはかる目的で、理事会を補佐する機関として3幹事会が新設された。幹事会は(1)普及拡大部会(北澤勝己幹事長兼部会長)(2)育成支援部会(末田加良子部会長)(3)基盤強化部会(市来広一郎部会長)で構成される。
新年度の事業計画は、「構成する会員数を5地域増やし全体で22地域を目標とする。オンパク手法の導入地域は前年度末の35地域から7地域増やして42地域を目標とする」とした。研修事業に関しては研修助成制度を新設し、全国の4地域での初級研修の開催を目指す。会員を対象としたマネジメント研修は7月に岡山県総社市、来年2月に静岡県熱海市で開催する。オンパク立ち上げの支援は、「企画運営支援として4地域、立ち上げ前の研修事業として2地域、講演などの事業を5地域程度目標とする」と発表された。
また、システム事業に関しては「旧システムから新システム(オンパククラウドASPシステム)への移管を進め、システムは全体の利用地域を現行の10地域から5地域増やして、新旧全体で15地域を目標」とする。
なお来年度のジャパン・オンパク総会も5月末に東京都内で開催する予定という。