ピンクリボンのお宿ネットワーク7月10日設立 参画宿・企業募集中
<全国500の病院と連携、多くの人に温泉旅行を>
全国50―60万人という乳がん患者の旅をサポートする「ピンクリボンのお宿ネットワーク」(代表発起人・石井貞徳旅行新聞新社社長)が7月10日に設立されます。
乳がんにより、毎年5万人の女性が胸の切除や温存手術を受け、8割以上の方が回復されている一方で、そのことを気にして、大きな楽しみである旅をあきらめてしまう人が多いという。その数は患者さんと家族を含めると約200万人にのぼるといわれています。
そこで、全国の旅館・ホテルや観光行政・団体とのネットワークを持つ旅行新聞は、乳がん患者の団体や、サポートする看護師、病院などと協力しながら、患者さんを受け入れる宿が参加する会を設立し、1人でも多くの方々が温泉の旅を楽しめる環境づくりに取り組んでいきます。
会では、全国500の病院や看護師団体と連携し、年1回の総会・シンポジウムを開き、それぞれの立場、考え方の理解を深めるほか、業界のみならず広く社会に向けて啓発の輪を拡大していきたいと考えています。また、お宿の冊子を発行して、旅行新聞読者以外にも全国500の主要病院や看護師団体を通じて配布します。乳がん患者に限らず、高齢者や障がいのある方、病院の医師、看護師をはじめ、職員の方々とご家族にも旅を楽しんでもらう環境をつくっていきます。
ぜひ多くの旅館・ホテルや観光地、旅館組合、賛同される企業の皆様のご参画をお待ちしております。
「ピンクリボンのお宿ネットワーク」の組織は(1)【会員(正会員・準会員)】乳がん患者を受け入れる全国の旅館・ホテル、観光地・温泉地の行政、観光団体、旅館組合等(2)【協力会員】全国約500の病院、乳がん看護認定看護師(約160人)、池山メディカルジャパン(3)【賛助会員】企業等。
年会費は正会員(1施設)3万円、準会員(1団体)5万円、賛助会員2万円。
設立総会は7月10日、東京都内で開く予定です。
「Tourism For All」をテーマに、すべての人が等しく旅を楽しめる環境づくりに取り組む旅行新聞新社が事務局となります。
問い合わせ=旅行新聞新社東京本社 電話:03(3834)2718。 関西支社 電話:06(6647)5489。