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自前で2400万円の予算、東北観光博ツアーに助成

2012年7月1日
編集部
6月15日に会見を開いた二階俊博会長
6月15日に会見を開いた
二階俊博会長

 全国旅行業協会(ANTA、二階俊博会長、5491会員)はこのほど、ANTA会員旅行会社が実施する東北観光博応援ツアーへの旅行代金を助成する「ANTA東北観光博応援ツアー」と、日中国交正常化40周年記念事業として2千人規模の訪問団で中国の西安を訪れる「弘法大師・空海を偲ぶ日中交流訪問団」を発表した。

 「ANTA東北観光博応援ツアー」では、青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県の東北6県と、隣接する栃木県・茨城県・千葉県の被災3県に在住、在勤、在学中の顧客を対象に、各県のANTA会員旅行会社が実施する東北観光博応援ツアー(募集型企画旅行・受注企画旅行および手配旅行)の参加者1万人に対し、ANTAが旅行代金の一部を助成し、東北観光博会場への誘客を支援する。参加者1万人の内訳は青森県1千人、岩手県870人、宮城県1400人、福島県2100人など。実施期間は7月1日―12月31日で、予算額に達した時点で終了。助成額は宿泊が1人1泊あたり3千円で、日帰りが1人1回あたり1千円。

 ANTAは同事業に自前で2400万円の予算を編成。国の補助金などはなく、「東北の人の心に笑顔を灯したい」という会員の思いから実施に至ったという。

<2千人で中国西安へ日中40周年事業企画>

 また、日本観光振興協会(西田厚聰会長、701会員)や日本旅行業協会(JATA、菊間潤吾会長、1127会員)とともに、日中国交正常化40周年記念事業として2千人規模の訪問団で中国の西安を訪れる「弘法大師・空海を偲ぶ日中交流訪問団」を企画した。弘法大師・空海は、平安時代に幾多の苦難を乗り越えて唐に渡り、真言密教を日本に伝えた、2千年を超える歴史を有する日中交流の先人。本ツアーでは、空海ゆかりの地、中国西安を訪問し空海の偉業と日中友好交流の歴史を学ぶ。

 「弘法大師・空海を偲ぶ 西安の旅」は、8月26―29日の4日間、8月27―30日の4日間、8月26―8月30日の5日間、8月27―31日の5日間の4コースを設定。旅行代金は1人9万9800円―10万7800円。8月28日には現地で西安市青龍寺での法要と祈願、訪問記念植樹、日中友好交流の歴史を学ぶ講演会、日中国交40周年を祝うイベント、日中関係者の懇親会を予定している。

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