鹿児島市シティプロモーション懇談会を初開催 市のファン増やす取り組みを
2018年8月21日(火) 配信
「鹿児島市シティプロモーション懇談会」が7月31日(火)、鹿児島県鹿児島市役所で初めて開かれた。
鹿児島市は都市としての認知度やイメージのさらなる向上と、それによる交流人口・関係人口の拡大等をはかるため今年度、シティプロモーションの指針となる戦略を策定する。これにあたり地方創生・ブランディング・ICT・メディア・観光などの各分野の各有識者の識見を参考にするため第1回目の懇談会を開催した。
懇談会は座長の藻谷浩介氏(日本総合研究所主席研究員)をはじめ、県内外の9人の委員が出席して行われた。委員からは従来の観光による交流人口のほかに、地域外から何らかの関わりを持つ人々を指す「関係人口」という考え方を取り入れるなど、鹿児島市のファンを増やす取り組みが大切との意見が出された。
また、方言や郷土料理など独特な地域性を逆手に取り「鹿児島市を日本の中の『外国』としてPR」する案や「鹿児島湾と桜島で開催するトライアスロン」などファン作りのきっかけとなるさまざまなアイデアのほか、若者の関心を引く手段としてインターネットを介したSNSや動画の活用などについても活発に意見が交わされた。
市は今後、シティプロモーション戦略の素案をとりまとめ、意見公募を経て、今年度中の策定を予定している。