福島の今を伝えたい、女将7人がJTB本社訪問
JTB協定旅館ホテル連盟(JTB旅ホ連)福島支部女性委員会(委員長=若松佐代子雨情の宿新つた女将)は7月10日、JTB本社を訪問し、田川博己社長らにこれまでの支援に対する感謝や会員各社の現況を伝えた。
女性委員会のメンバー7人が参加。JTBからは田川社長のほか、久保田穣常務が同席した。
同委員会は昨年9月に緊急キャラバンを行い、田川社長に風評被害の現状を訴えた。これを受けJTBでは、福島の今をまず社員に伝えるため、女将たちの手書きメッセージを店舗に掲示した。若松女将は取り組みに対して感謝を伝えるとともに、「震災から1年4カ月経つが、各地で違う悩みを抱えている。引き続きのご支援を」と訴えた。
田川社長は全国各地の伝統芸能を披露する「杜(もり)の賑い福島」を10月13日、飯坂温泉で開くことを報告。「今年はこの事業を始めて30年、さらに(JTBも)創立100周年を迎えた。節目の年に福島で開くことで、(今を伝える)きっかけになれば」と語った。女将たちが「当日、ぜひ福島に」と笑顔で呼びかけると、田川社長も福島訪問を約束した。
同日は日本旅行業協会(JATA)も訪問した。