スイッチ・リモコンはもう要らない! 心斎橋のIoTホテル
2018年8月24日(金) 配信
スイッチ・リモコンはもう要らない――!
8月29日(金)、心斎橋(大阪府)にオープンする新ホテル(STAY in the City Amemura)が、ジェスチャーだけで操作できるIot家電・システムを導入する。テレビや照明、カーテンのオンオフ・調整を、手ぶり(ジェスチャー)で行うことができる。国内の専門家と共同で開発し、今後20以上のホテル施設への導入を予定している。
同ホテルでは、3千円代のドミトリータイプから5万円超のVIPルームまで、国内外からの観光ニーズに応えられるよう、さまざまなタイプの客室を用意した。
文字や言葉を必要としないジェスチャーを採用することで、増加が著しいインバウンド対策にもなるという。使用するジェスチャーは、右手を握ってバツを描くなど直感的なものばかり。各ジェスチャーに関する説明イラストも分かりやすい。視覚や聴覚でハンディキャップを持つユーザーにとっても、より快適な滞在を提供できるとみる。
なお、今回のシステム企画・導入に掛かった期間は約4カ月、スピーディーな設置が可能だ。客室の構造や家電メーカー問わず導入できることも特徴となっている。同ホテルを運営するTRASTA(木地貴雄CEO、東京都渋谷区)がシステム開発を担っており、他施設への提供も行う。