日台観光促進年継続へ、相互交流300万人に向け
日本観光振興協会は日本旅行業協会(JATA)と台湾観光協会と協同で、7月6日、台湾・花蓮県で「2012日台観光サミット」を開いた。日本、台湾の観光関係者のトップ175人が参加し、相互交流人口300万人の目標に向け、2013年まで「日台観光促進年」を継続することなどを話し合った。
サミットでは、JATAの菊間潤吾会長と台湾観光協会の張家祝会長がそれぞれ基調報告を行ったほか、日台のインバウンド、アウトバンドの状況を双方が発表した。また、出席者からはオープンスカイ時代に対応した日台双方の誘致策や、日台間の相互交流拡大のための新しい旅行商品の造成についてさまざまな発言があった。
最後は、日本観光振興協会の西田厚聰会長が今サミットで話し合われた内容をまとめて発表した。オープンスカイで実現した新規就航路線を積極的に活用し、双方の強みを活かした情報発信と教育旅行などの相互交流を強化するため、イベントの積極的活用とソーシャルネットワークサービス(SNS)などを活用したキャンペーンを展開することなどを、全会一致で承認した。
なお、来年の日台観光サミットは三重県内で開催する予定。日程は未定。