No.318 グリーンユーティリティー - “成功報酬”で初期費用ゼロ
グリーンユーティリティー
“成功報酬”で初期費用ゼロ
福島原子力発電所の事故以来、電力に限らず各資源に対する“エコ”への取り組みが加速している。宿泊施設も例外ではなく、地球環境への配慮は当然のこと、コストが削減できるというメリットも大きい。一方で、初期投資などへの不安から踏み切れずにいる施設も少なくないだろう。産学協同で環境ソリューション事業を展開する会社「グリーンユーティリティー」は初期費用がゼロの"成功報酬"というビジネスモデルを提案する。森幸一社長に事業内容を聞いた。
【聞き手=旅行新聞新社社長・石井 貞徳、構成=飯塚 小牧】
≪投資なしの省エネで経費削減≫
――会社の経緯を教えて下さい。
私自身は1970年代のオイルショックがきっかけで、省エネルギーを考え始めました。国もオイルショックを機に、限りあるエネルギーの有効利用を目的に省エネルギー法を施行しましたが、電気にも大きな損失があることから改善が必要となりました。これを基本に電気や水、そしてボイラーなどの燃料にも大きな無駄があることが分かり、これを改善することで経費の削減、メンテナンスの軽減になりお客様に喜んでいただけて、ビジネスにもなることから会社(東洋テクニカ)を立ち上げました。それから長年、省エネの研究を続けてきました…。
※ 詳細は本紙1471号または8月25日以降日経テレコン21でお読みいただけます。