【国内旅行の消費動向】 4~6月期、単価上昇・旅行者数は減
2018年8月27日(月) 配信
観光庁はこのほど、2018年、4~6月期の国内旅行消費動向を発表した。前年同期と比べ、1人当たりの旅行単価が大幅に増加した。宿泊旅行は9・5%増の5万5056円、日帰り旅行は1万6234円と同5・8%の増加となった。「観光・レクリエーション」項目の消費単価も好調。宿泊(5万9906円、同7・8%増)と日帰り(1万5500円、同1・3%増)と、各々でプラスに。
一方、旅行者数は全体で13・4%のマイナス。宿泊と日帰り旅行ともに減少したため、日本人の国内旅行消費額は5・0%減の5兆1315億円となった。「観光・レクリエーション」項目でも、宿泊旅行では2兆3308億円(同4・4%減)、日帰り旅行は8712億円で同5・6%の減少を記録した。
国内旅行全体の消費額に注目すると、16年4~6月期から17年7~9月期まで6期連続で前年比プラスを記録していたが、それ以降減少と増加が交互につづく不安定な状態が続く。
月ごとの消費額(国内旅行全体)をみると、5・6月でそれぞれ同5~9%と大きく落ち込み足を引っ張った。5月の宿泊旅行の減少率は同マイナス2・8%。日帰り旅行は同15・0%の大幅減となっている。6月の宿泊旅行は同9・2%減、日帰り旅行は同10・3の減少で3カ月連続でのマイナスとなった。