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丹鉄が全線運転再開を記念して「出発式」を開催、無料招待も

2018年8月27日
編集部:平綿 裕一

2018年8月27日(月) 配信 

被害は、京都丹後鉄道にとって、過去最大となった

 

京都丹後鉄道を運行するWILLER TRAINSは9月1日(土)から、観光列車を含む全便で通常通り運転を再開すると発表した。西日本豪雨の影響で約2カ月の間、運転の見合わせ・ルート変更が発生していた。全線運転再開を記念するとともに、復旧作業などに対する「感謝の意」を込め、運転再開日に西舞鶴駅で出発式を行う。「丹後くろまつ号」の無料招待も実施する。

 同社は「この出発式を1つの区切りとして、沿線の皆様に支えられている鉄道ということを忘れず、これからも地域のシンボルとして地元の方々に愛される鉄道を目指していきます」とコメントした。

 出発式は、9月1日の午前8時~午前8時10分ごろまで。西舞鶴を8時10分に発車する「丹後くろまつ号」を見送る。出発式では、沿線住民や、復旧作業に関係した人、丹鉄の応援者らを招待。丹鉄珈琲とスイーツコース提供事業者の「アメイロビストロアルル」のスイーツ1品を提供する。さらに、京都府立西舞鶴高等学校吹奏楽部の演奏や、舞鶴観光協会キャラクター「ちょきまる」、三鶴幼稚園生、永福保育園生による旗振りで、運転再開を祝う。

全線記念出発式を実施

 このほか、「#つながる丹鉄」のハッシュタグを付けて投稿されたSNSの写真や、災害から復旧に至るまでの取り組み写真の展示を、9月1日(土)~9月30日(日)の間、西舞鶴駅構内で行う。なお、9月1日は、丹後くろまつ号に展示する。

丹後くろまつ号 無料招待

 「#つながる丹鉄」のハッシュタグに加え、「#くろまつに乗車したい」のハッシュタグで、 SNSに投稿した人を対象に9月1日(土)の「出発式」で運行をする丹後くろまつ号に無料で招待する。無料招待は席に限りがあるため抽選となる。結果は8月30日(木)にダイレクトメッセージで案内する。

災害からの復旧写真・SNS投稿写真の展示

 災害から復旧に至るまでの取り組み写真の展示と、「#つながる丹鉄」のハッシュタグを付けてSNS(ツイッターか、インスタグラム)に投稿された写真の一部を西舞鶴駅に展示する。展示期間は、9月1日(土)~9月30日(日)まで。※9月1日(土)は丹後くろまつ号で写真を展示する

SNSへの写真投稿方法

 ツイッター公式アカウント「kyototangorailway」か、インスタグラムをフォローし「#つながる丹鉄」をつけて写真を投稿。写真は、丹鉄沿線の風景や、丹鉄車両など、丹鉄にまつわるもの。募集期間は、8月24日(金)~8月29日(水)まで。

特急タンゴエクスプローラーを限定運行

 運行再開に合わせ、「タンゴエクスプローラー」が、連休初日の9月15日(土)限定で運行する。西舞鶴駅から豊岡駅までの1往復を、特急列車として走る。JR線との乗り継ぎを考慮したダイヤで、日本三景の“天橋立”、人気観光地“城崎温泉”などへのアクセスが便利だという。「1日限定の運行なのでこの機会にぜひお楽しみください」(同社)。

【下り】西舞鶴発(10:10)→宮津発(10:34)→天橋立発(10:45)→峰山発(11:07)→網野発(11:14)→豊岡着(11:44)

【上り】豊岡発(13:23)→網野発(14:03)→峰山発(14:10)→天橋立発(14:42)→宮津発(14:48)→西舞鶴着(15:24)

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