空海ゆかりの西安へ、二階氏団長に交流使節団
日中国交正常化40周年記念事業
日中国交正常化40周年の記念事業として、弘法大師・空海を偲ぶ日中交流使節団が8月28日、全国旅行業協会(ANTA)、日本旅行業協会(JATA)、日本観光振興協会、弘法大師・空海を偲ぶ日中交流使節団実行委員会主催で、空海ゆかりの地、陜西省西安市の青龍寺で法要はじめ、銀杏の記念植樹、大賀蓮の種まきなどを行った。
今回の使節団は、ANTA会長の二階俊博氏(衆議院議員)を団長に、衆議院議員の林幹雄氏、JATA会長の菊間潤吾氏、日本観光振興協会理事長の見並陽一氏を副団長とし、高野山無量院住職の土生川正道氏、政治評論家の森田実氏、観光庁長官の井手憲文氏らが、官民あげて参加。旅行業界から全国会員が多数参加した。
記念講演会(大唐芙蓉園内・鳳鳴九天劇院)には、唐家セン中日友好協会会長が出席、「文明の古都西安に古き友人、新しい友との出会いができたことは大変うれしく思う。これからも友好の絆を大切にしていきたい」とあいさつした。二階俊博ANTA会長は「500人を超える同士が、1200年前に空海が学んだこの地を訪れることができたことに歴史の重さを感じている。40周年を機に、日中観光のリーダー国としてより一層発展に寄与していきたい」と述べた。
2部の交流会では、昨年東日本大震災被災地の中学生を海南島に招待した「心を癒す海南の旅」に参加した子供たちのメッセージを紹介。西安、日本の観光地の魅力をそれぞれの担当者から紹介した。3部の交流の夕べでは、西安の民俗芸能や中国琵琶の演奏などが行われた。