test

「オンリーワンのまち」認定第1号、鎌ヶ谷市(千葉県)の「雨の三叉路」

2012年9月21日
編集部
髙津理事長(左)と鎌ヶ谷市・清水市長
髙津理事長(左)と鎌ヶ谷市・清水市長

ふるさとICTネット

 NPO法人ふるさとICTネット(髙津敏理事長)はこのほど、「オンリーワンのまち」に、千葉県・鎌ヶ谷市(清水聖士市長)の「雨の三叉路」を第1号認定した。9月12日には同市の市長室で認定証授与式を行った。「オンリーワンのまち」は、そのふるさとにしかない独特の風土や伝統文化、産物、無形のおもてなしなどに光を当て、全国ブランドの観光資源に育てることで、継続的な地域活性化に結びつけることを目的としている。今後、第2号、第3号認定を予定しており、候補地を広く募集している。

【増田 剛】

当日訪れた分水嶺モニュメント「雨の三叉路」
当日訪れた分水嶺モニュメント「雨の三叉路」

 「オンリーワンのまち」第1号認定となった鎌ヶ谷市は、北総台地の高台にあり、富岡と京塚の交差点付近は、標高約29メートルでありながら、降った雨の水が手賀沼・印旛沼・東京湾の3方向に分かれて流れる全国でも珍しい分水嶺(界)がある地であり、同市の宝として親しまれている。この地に分水嶺モニュメント「雨の三叉路」が市民の発意で建立され、市に贈呈された。最上流部に住む市民として、「川の水を汚さないように」との自然環境保全への意識も高まっている。

 髙津理事長は「高山や峰の頂きではなく、中心市街地にある分水嶺は、市民や観光客がいつでも訪れることができる」ところを高く評価。「市と市民が心を合わせ、自分たちのふるさとの環境維持活動に取り組まれている姿勢」も認定の大きな判断材料となった。

 9月12日に開いた認定証授与式には、ふるさとICTネットからは髙津理事長をはじめ、理事の東京成徳大学教授の秋山秀一氏、同事業の公式メディアとして参加する旅行新聞新社社長の石井貞徳氏らが出席するなかで、髙津理事長から清水市長に認定証が手渡された。

 清水市長は「第1号認定に、鎌ヶ谷市が選ばれたことはとても名誉なこと。これまで『分水嶺』が顕在化する機会はあまりなかったが、『オンリーワンのまち』認定をきっかけに、広く市民に知られ、環境意識もさらに高まるのではないかと期待している。『雨の三叉路』という名前も詩的で、歌などが生まれるといいですね」と語った。

 ふるさとICTネットは、自薦、他薦問わず「オンリーワンのまち」の候補地を募集している。今後、認定条件に合えば第2、第3の認定を行う計画だ。

 問い合わせ=NPO法人ふるさとICTネット 電話:03(5800)4787、公式メディア・旅行新聞新社 電話:03(3834)2718。

いいね・フォローして最新記事をチェック

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。