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外客数77万6千人、8月では過去2番目(JNTO)

2012年10月1日
編集部

 日本政府観光局(JNTO、松山良一理事長)が発表した2012年8月の訪日外客数推計値は、前年同月比42・0%増の77万5900人だった。過去最高だった10年8月と比較すると3・3%減だが、次いで2番目となった。

 また、中国、台湾、タイ、マレーシア、インドネシア、ベトナムは8月の過去最高を更新した。とくに、マレーシアとインドネシアは、イスラム教の断食明け大祭の連休で、大幅に増加した。

 各市場の動向をみると、韓国は前年同月比37・4%増の20万2千人となったが、10年同月比では18・2%減と、放射能汚染の不安の継続に加え、円高の長期化が影響した。

 中国は、前年同月比88・8%増の19万3800人。10年同月比でも13・0%増で、夏休みの家族旅行需要の回復や、個人旅行需要の増加、大型クルーズ船の寄港などにより、8月では過去最高を記録した。

 台湾は、前年同月比27・9%増の12万6800人と単月で過去最高。10年同月比でも11・8%増と2ケタのプラスとなった。

 そのほか、米国は前年同月比13・6%増の5万3200人、香港は同15・8%増の4万4500人、タイは同36・7%増の1万1800人となった。

 なお、出国日本人数は、前年同月比10・0%増の196万5千人。10年同月比では11・8%増となった。

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