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明大と常葉大に栄冠、観光まちづくり コンテスト2012

2012年10月1日
編集部
訪日外国人向け部門最優秀賞の富士常葉大
訪日外国人向け部門最優秀賞の富士常葉大

27大学75チームがプラン競う

 産官学の連携プロジェクト「大学生観光まちづくりコンテスト2012」が9月19日に開かれ、フリーテーマ部門では、明治大学市川ゼミのプラン「Succes et Amour pour les femmes――女子のための愛と成功の旅」、訪日外国人向けテーマ部門では、富士常葉大学最炫民族風(キラキラ・チャイナ)のプラン「中国人一番行きたい熱海作り」が最優秀賞の「観光庁長官賞」に選ばれた。運営委員長は歌代豊明治大学経営学部教授で、27大学75チームの学生たちが「箱根・湯河原・熱海・あしがら観光園」を舞台に地域活性化プランを競い合った。

"フリーテーマ部門最優秀賞の明治大市川ゼミ"
"フリーテーマ部門最優秀賞の明治大市川ゼミ"

 明治大学の市川ゼミチームは神奈川県のあしがらを舞台にプランを作成。データをもとに、旅にお金をかける「女性」をターゲットに設定した。女性は大きく分けて、「愛を追い求めるタイプ」と「現実(仕事)を追い求めるタイプ」の2つに大別できると分析。女性が旅に求める「癒し」と「非日常的な体験」をキーワードに、宿坊体験やパワースポット巡りを軸に愛派と現実(仕事)派それぞれ2コースずつを設定した。

 メンバーは全員政治経済学部生で、ゼミでは「まちづくり」を学んでいる。チームリーダーの馬場有佳さん(21歳、大学3年生)は「口コミ力のある女子を呼び込むことをポイントにした」とプランについて解説。将来については「公務員になってまちづくりに取り組みたい」と夢を語った。

 来賓の観光庁観光地域振興課地域競争力強化支援室の八木和弘室長は本紙の取材に対し、「美容やパワースポットなど、行政では思いつかないような学生視点のアイデアが多くて良かった。女性にターゲットを絞ったプランが多かったのも、学生ならではの特徴」とコンテストの魅力を語った。

 なお、今回のプランはすべて各自治体に報告され、JTB法人東京や各自治体による商品化や、プロジェクト化も検討されるという。

 各受賞プランは次の通り。
【最優秀賞「観光庁長官賞」】フリーテーマ部門
明治大学市川ゼミ「Succes et Amour pour les femmes――女子のための愛と成功の旅」
【最優秀賞「観光庁長官賞」】訪日外国人向けテーマ部門
富士常葉大学最炫民族風(キラキラ・チャイナ)「中国人一番行きたい熱海作り」
【優秀賞】フリーテーマ部門
跡見学園女子大学team MASAMI「好い『ひと』善い『まち』良い『写真』――人車でつなぐまちづくり」
【優秀賞】訪日外国人向けテーマ部門
明治大学歌代ゼミ「ポストゴールデンルート層に対する四季ブランディングプロジェクト――ここでしか感じられない四季で日本を味わう」
【審査員特別賞】効果・実現性特別賞
慶應義塾大学Sportraad「みかんの宿・湯河原」
【審査員特別賞】新規性特別賞
公務員予備校EYE グローバルアイ「シャッターチャンス!熱海を狙え!!」
【パフォーマンス特別賞】
富士常葉大学最炫民族風(キラキラ・チャイナ)「中国人一番行きたい熱海作り」

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