反日の影響に言及(JATA)
中・韓ツアー日程の変更も
日本旅行業協会(JATA、菊間潤吾会長)の長谷川和芳事務局長は、9月26日の定例会見で、反日気運で揺れる中国・韓国へのアウトバウンド状況について、「ツアー日程の変更を余儀なくされるところも出ている」と触れた。
長谷川事務局長は、「具体的な数字は把握していない」としたうえで、修学旅行・交流事業・公式行事の取消、キャンセルが出ていることを報告した。
パッケージツアーの予約に関しては「長期化すれば先の旅行の手控えや、訪問国の変更など影響が大きくなる」と懸念を示し、「非常に残念。1日も早く通常通りに戻ってほしい」と話した。
また、「各社、現地オペレーターと連絡を密にツアーを続けているが、日程に支障出ているところもあると聞いている」と報告した。なお、大きな災害や世界情勢の変化などの際は、観光庁で数字発表などを一元化することになっており、JATAでは今後もキャンセル数の把握・発表の予定はないという。