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観光庁長官表彰、レディー・カガも受賞

2012年10月11日
編集部
第4回観光庁長官表彰の受賞者
第4回観光庁長官表彰の受賞者

「大阪あそ歩」など6件

 観光庁は10月1日、第4回観光庁長官表彰を国土交通省内で行い、大阪コミュニティ・ツーリズム推進連絡協議会や石川県加賀温泉郷のレディー・カガなどが、井手憲文長官から表彰を受けた。4回目となる今回は、50件の選考対象のなかから、国内外6件の個人・団体が選ばれた。

 大阪コミュニティ・ツーリズム推進連絡協議会は、市民が観光客を案内する大阪観光の新しいスタイルとして、市民全体のまち歩きイベント「大阪あそ歩」を定着させるなど、観光振興と地域の活性化に貢献したことが高く評価された。

 この日代表して表彰を受けた同協議会幹事で大阪あそ歩委員会代表理事の茶谷幸治氏は、「まち歩きの取り組みは今までの観光の仕組みや取り組みとは違う、非常にベーシックなもの。派手さのない地道な取り組みが国に評価されてうれしい。今回の大阪の受賞はまち歩きを行う全国の取り組みを代表しての受賞だと思う。大阪は全国の取り組みのモデルの1つになったのではないか」と喜びを語った。

 「レディー・カガ」は、石川県加賀温泉郷で働く女性たちが、温泉郷の情報発信とおもてなしの向上を目指し、発想力豊かなアイデアで結束した観光PRプロジェクトチーム。現在220人の女性が登録され、会員番号を持っている。山代・山中・片山津・栗津の4温泉地が連携し、一体となった取り組みで地域の観光振興に貢献したことが高く評価された。

 会員番号1番の代表、甘池英子さん(山代温泉 瑠璃光・女将代理)は「北陸新幹線が通る金沢だけでなく、加賀もあることをアピールするために始まった」と経緯を話し、「加賀の最大の魅力はおもてなし。北陸のおもてなしはきめ細かい。付かず離れず、かゆいところに手が届くおもてなしにぜひ触れてほしい」とPRした。また、会員番号8番の岸田沙織さん(ゆの宿 白山菖蒲亭・若女将)は4温泉地での連携に関して、「車で10、15分と近い距離なのに、今まで一緒に活動することがほとんどなかった。今回『加賀』として連携し、一緒に活動することで横のつながりができたこともうれしい」と語った。

 そのほかの受賞者(個人・団体)は次の通り。
【国内観光振興】東北六魂祭実行委員会
【国際観光振興】高山市▽シン・チャンヨン▽チャルン・ワンアナノン

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