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10月の訪中予約70%減

2012年10月21日
編集部
中・韓との軋轢に触れる二階会長
中・韓との
軋轢に触れる二階会長

ANTA二階会長、「交流積み重ね、活路を」

 全国旅行業協会(ANTA)の二階俊博会長は、10月16日に開かれた第151回理事会の冒頭で、中国・韓国との軋轢による旅行業への影響について言及し、「交流を積み重ねて活路を開いていかなくてはいけない」と語った。

 二階会長は、中国・韓国へのパックツアーの9月の結果と10月の予約状況について「観光庁や日本旅行業協会(JATA)に問い合わせ、ANTA会員の状況を確認したところ、正確なデータはまだだが、中国行きのパックツアーは9月が前年同月比45%減、10月の予約状況が同70%減。韓国行きのパックツアーは9月が同15%減、10月の予約状況が同45%減」と述べた。

 株式会社全旅の40周年記念式典に、ANTAとして麗水博覧会へ送客した際に交流のあった関係者を招待することを報告。「旅行業と関係のないところから影響を受けて頭を悩ませているが、交流を積み重ねて活路を開いていくしかない」と話した。また、中国の旅行関係者と連絡を取り合った際、現状について憂慮していたことも報告。「会員全員心を1つにしてこの難局を乗り切ろう」と鼓舞した。

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