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約半分が建築基準法違反、築40年以上のホテル・旅館

2012年11月1日
編集部

 47%が建築基準法違反――。国土交通省は今年5月13日に広島県福山市のホテル・プリンスで発生した火災を受けて、全国のホテル・旅館を対象に緊急点検を行い、この結果をまとめた。調査の対象となったのは、3階以上(地階を除く)の建物で、1971年以前に新築された、築40年を超える全国1840施設。ただし、消防部局が「適マーク」を交布したものや、建築基準法の防火・避難規定に適合している施設は対象外となった。

 調査によると、1840施設のうち、約47%に当たる867施設が建築基準法令に違反していることがわかった。

 項目別にみると(施設によっては複数の違反あり)、「非常用照明装置関係」が410件と最も多く、(2)耐火建築物関係(395件)(3)防火区画関係(346件)(4)排煙設備関係(220件)(5)直通階段関係(160件)(6)内装制限関係(138件)(7)廊下の幅員関係(95件)(8)非常用進入口関係(76件)(9)間仕切壁関係(73件)(10)敷地内通路関係(66件)――などとなっている。

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