新認定制度スタート(観光庁)
外国人案内所、3年ごとに更新
観光庁はこのほど、新しい外国人案内所の認定制度をスタートさせた。「外国人観光案内所の設置・運営のあり方指針」にもとづき導入したもので、認定によるブランド化と案内所のカテゴリー別の分類、3年ごとの更新制により、案内所のサービスの質の向上・質の担保をはかっていく。
今回の認定では、カテゴリー1が165件、カテゴリー2が76件、カテゴリー3が7件、パートナー施設が20件の合計268件を認定した。カテゴリー1は、パートタイムで英語対応可能なスタッフがいるか、電話通訳サービスやボランティアスタッフの協力などで英語対応できる体制で、地域内の公共交通利用や観光情報の提供が可能。カテゴリー2は、英語対応可能なスタッフが常駐し、電話通訳サービスやボランティアスタッフの協力で英語以外の言語にも対応できる体制で、広域エリア内の情報提供ができる。カテゴリー3は、英語・中国語・韓国語で対応可能なスタッフが常駐し、全国の情報提供ができる。
日本政府観光局(JNTO)の多言語ウェブサイトや海外事務所を通じて認定案内所ネットワークの情報を海外に発信。各認定案内所からの情報などを政策の企画・立案に生かすことで、認定案内所ネットワークの機能向上と、外国人旅行者の利便性、満足度の向上につなげていく。