人気の富士山方面や地域商品を強化 19年の訪日向け「JTBサンライズツアー」
2018年9月7日(金) 配信
JTBはこのほど、訪日外国人向け「サンライズツアー」の2019年1~12月版を発売した。前年比5割増となる全1286プランで展開する。新商品は「地域商品の増強」、「富士山方面の拡充」、「ハネムーナー向けプラン」、「VR体験」など、昨今の新たなニーズに対応した品ぞろえとなった。
東京・大阪以外の地域商品は、訪日外国人のリピーターの増加傾向に伴い、前年比187%増の440プランに増強。地域分散とシーズンの標準化をはかった。
圧倒的な人気を博す富士山方面は、237プランを用意した。これまで東京からの日帰りプランが多かったが、宿泊してウォーキングや登山など富士山広域を周遊するアクティビティツアーを拡充した。
19年のJTBグループキャンペーン「日本の旬 国立公園」実施にあわせて日本全国の8つの国立公園を訪れるツアーを造成。また、ハネムーンで利用する人の身内だけで過ごしたいというニーズに応えて、ダブルルームや露天風呂付き客室などを新たに追加した。
体験プランは、従来の着物体験や寿司づくりなどのプランに加え、“クールジャパン”を体験したいといった声や日本の夜のエンターテインメントを充実させるコンテンツとして“VR(仮想現実)体験”を盛り込んだ。
JTBが9月5日に東京都内のVR体験施設で開いた記者発表会で、同社国内仕入商品事業部訪日インバウンド企画部の大岩直美戦略統括部長は、「19年商品の売りとして、ハイテクジャパンを感じてもらえる。おすすめのコンテンツのひとつだ」とアピールした。