3年振りに浅間山の山頂へ、登頂ツアー販売
2018年9月10日(月) 配信
こもろ観光局(花岡隆理事長、長野県小諸市)は、浅間山の登山規制が2018年8月30日に緩和されたことを受け、山頂まで登ることのできる登山ツアー「はろー浅間山(前掛山)登山」を2018年9月15日(土)から行うと発表した。
浅間山は2015年6月から、山頂火口から2㌔以内への立ち入りが規制されていたが、約3年2カ月ぶりに登頂ができるようになった。規制緩和の発表以降、例年の同時期と比べ、すでに一般の登山客は10倍以上となり、平日でも100人近い登山者が訪れているという。
今回のツアーは、天狗温泉 浅間山荘を起点にした「浅間山コース」と、高峰高原ビジターセンターから花の百名山「黒斑山」を経て山頂へ至る「浅間山・外輪山周遊コース」の2コースを用意した。
両コースともガイドが同行。「地元浅間山の情報を、局として常時把握しているとともに、小諸市在住の職員や引率するガイドなどが親切丁寧にサポートします。安心して参加できます」(同局)とする。
特典も用意。とくに「浅間山登頂証明書」「ほっこり手作りスタンプラリー」「温泉入浴券」など、充実化をはかった。同局が過去に企画した山のプログラムに参加経験がある場合は、リピーターとして参加費から1千円の割引も受けることができる。
浅間高峰観光協議会会長(天狗温泉 浅間山荘オーナー)の山崎幸浩氏は、規制緩和後の登頂について、「なんといっても、約3年間ただ眺めるだけだった所へ登れるというのは、登山者の方々にとって感慨深いものだと思います。安全面については、浅間山は日本有数の活火山だからこそ、観測体制も国内トップクラス。徹底した観測や過去の詳細な記録と照らしたなかでの規制緩和なので、安心して登ってください」と話した。
「浅間山コース」は、天狗温泉浅間山荘→火山館→賽の河原→浅間山(前掛山)山頂(往復約9時間程度)。日程は、9月15日(土)、9月29日(土)、10月20日(土)、11月3日(土)の4日間。参加費は5800円(税込)となる。
「浅間山・外輪山周遊コース」は、高峰高原ビジターセンター→黒斑山→Jバンド→賽の河原分岐点→浅間山(前掛山)山頂→火山館→天狗温泉浅間山荘→バスで高峰高原ビジターセンターへ(約11時間程度)。日程は、10月6日(土)で、参加費は6800円(税込)。
両コースともに、定員20人で5日前までに要予約。
「はろー浅間山登山~浅間山コース」
「はろー浅間山登山~浅間山・外輪山周遊コース」