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「がんばろう!西日本」CP実施 観光復興へ連携強化、中国5県・JR西

2018年9月12日
関西支社:土橋 孝秀

2018年9月12日(水) 配信

「がんばろう!西日本」キャンペーン記者会見のようす

 7月に発生した西日本豪雨の影響で、中国・せとうち地域の観光客数が大きく落ち込むなか、鳥取、島根、岡山、広島、山口の中国5県と西日本旅客鉄道(JR西日本)で作る「DISCOVER WEST連絡協議会」は、早期復興と観光需要の回復をはかるため、「がんばろう! 西日本キャンペーン」を12月末まで実施する。

 主な実施内容として、西日本方面の旅行に便利な割引きっぷや旅行プランを順次企画、販売する。

 現在開催中の山陰デスティネーションキャンペーン(DC)に合わせた「山陰めぐりパス」「山陰フリーパス」については、9月30日までの利用期間を12月27日まで延長するほか、山陰DCを改めて強力にPRする。

 着地の鳥取、島根両県でも期間限定イベントや特典の一部延長などに取り組む。

 観光客の減少が著しい岡山県の倉敷美観地区や広島県の安芸の宮島などへは、新規の割引きっぷや旅行商品を投入する。

 また、中国・せとうちエリアの観光展もJR大阪駅構内などで積極的に開き、需要喚起に努める。

 同CPの発表会見が8月23日に開かれ、JR西日本の来島達夫社長は鉄道網の復旧状況を説明したうえで、「直接的な被害がなかったエリアで観光客が大きく減少している。落ち込んだ観光需要を盛り返していきたい」と話した。

 中国5県を代表してインターネット中継で出席した岡山県の伊原木隆太知事は「主要観光施設の7月の入り込みは前年同月比で30%以上の減少と大変厳しい。本県だけではなく中国エリアは同じような状況だ」と説明。「被災地で観光を楽しむのは不謹慎だという向きもあるが、旅行していただくことで復興が進む」と強調した。

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