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約1千人が東北へ、役員含め会員が各地視察(JATA)

2012年12月13日
編集部
上野駅で出発式
上野駅で出発式

 日本旅行業協会(JATA)は12月3、4日の2日間、「JATA東北復興支援プロジェクト『行こうよ!東北』」を実施した。今後の商品造成に生かし、東北観光の需要を拡大するため、会員会社の121社・935人と各現地の会員合計約1千人が、東北6県・28コースに分かれて視察を行った。菊間潤吾会長をはじめ、JATA役員もそれぞれコースに分かれて各地を視察した。

 3日の朝、貸切団体列車で出発する約700人が上野駅に集合し、出発式を行った。菊間会長は参加者を前に「観光庁の発表によると、3月から9月の東北への観光客数は3080万人と対前年で7%増加したが、震災前と比べると10%近く減少している。この10%をどう上乗せするか」と数字を示しながら「2日間という短い期間だが、真剣に東北と向かい合い、プロの目で見れば現地の人々や風景、食事から色々な新しい発見があると思う。新しい東北の魅力を1人でも多くの人に紹介し、ご案内することが我われの使命。現地で精力的に観光の目玉となりそうなものを発見し、次につなげてほしい」と呼び掛けた。中村達朗理事長は「1人でも多くの人を東北へ送ることが我われの使命」とし、「新しい商品づくりをしてほしい」と期待を込めた。

各地で盛大な歓迎(仙台駅)
各地で盛大な歓迎(仙台駅)

 今回は6県の各エリアの特色を生かし、ボランティアも含む多彩な体験を盛り込んだ。4コースのみ日帰りで設定したほかは、1泊2日で各地を巡った。コースごとに福島や仙台など、降りる駅が異なったが、どの駅でも現地の関係者が横断幕を用意して歓迎するなど、現地の期待が表れていた。宮城コースは、仙台駅に伊達の武将隊やゆるキャラ・むすび丸なども駆けつけ、盛大な出迎えが行われた。

 なお、今回参加した会員を対象に、商品企画コンテストを実施する。

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