台湾から約200人の観光代表団が訪日 新たな旅の提案や熱い商談も
2018年9月20日(木)配信
台湾観光ワークショップ・セミナー2018が9月19日(水)、帝国ホテル(東京都千代田区)で開かれた。台湾各地から訪日した約200人の観光代表団と、日本の旅行会社が最新情報を交換し、熱心な商談も行われた。
台湾交通部観光局の周永暉局長は「さまざまな交通機関とも連携して、台湾の地方の文化や、グルメなどを体験できる旅行を推進していきたい」と述べ、日本の旅行会社にも新たな旅のスタイルの提案に期待を寄せた。
台湾観光協会の葉菊蘭会長は「17年は約450万人の台湾人が日本を訪れた。一方、台湾を訪れた日本人は約190万人。今年は200万人を突破したい。20年には相互交流900万人を目指す」と話し、日本からの台湾観光客の拡大に意欲をみせた。
観光セミナーでは、台湾観光協会から現地の最新情報を紹介。台湾は18年に「海洋旅行」、19年は「スローシティ観光」、20年には「登山観光」をテーマに新たな観光資源の掘り起こしに取り組む。19年のスローシティ観光では、客家の文化が色濃く残る「客家ロマンティック街道(台三線)」を巡る旅や、台湾10大温泉地などの商品化をアピールした。
また、今年11月3日から19年4月24日までの173日間、台中市で開催される「2018台中フローラ世界博覧会」なども紹介した。
懇親会“Meet Colors! 台湾”では、台湾南部から来日した先住民舞踊団によるステージも行われた。