台湾・屏東の魅力PR 国内旅行会社と交流も
2018年9月21日(金) 配信
台湾南部の屏東(ピントン)県政府主催による観光推進商談会・懇親会が9月5日、シェラトン都ホテル大阪(大阪市天王寺区)で開かれた。来日した約30人の訪問団メンバーが、日本の旅行会社や観光団体関係者らに同県の魅力をPRした。
屏東県は台湾最南端の県で、高雄国際空港からはバスで約1時間の距離。墾丁国家公園やサンゴ礁でできた島・小琉球など、台湾屈指のマリンリゾートとして知られる。原住民も多く住んでおり、原住民の文化体験なども楽しめる。
ドラゴンフルーツ、マンゴーといった南国特有のフルーツ類や、マグロ、サクラエビに代表される海の幸など、味覚も豊富。地元産カカオを使ったチョコレートは、チョコの世界品評会で高い評価を得ており、屏東土産として人気が高い。
説明会で登壇した屏東県観光宣伝局の黄國維(コウ・コクイ)副局長は「屏東は、日本ではまだあまり知られていないが、マリンリゾートや原住民文化など、観光資源は豊富にある。近年はエコロジーの旅も盛んで、教育旅行向けにも力を入れている」と魅力を紹介。そのうえで「来年2月19日から3月3日までは、世界的に有名な台湾の一大イベント『ランタンフェスティバル』が屏東で開かれる。屏東人は情熱的な人が多いが、関西の方も情熱的な人が多いと思う。ぜひ遊びにお越しください」とアピールした。
懇親会には、台風21号の影響で到着が遅れていた屏東県の潘孟安(ハン・モウアン)知事も合流。日本側からは、近鉄グループホールディングスの米田昭正常務や近畿日本ツーリスト関西の三田周作社長など、約70人が参加し親睦を深めた。