ツーリズムEXPOで「北海道は元気」を発信 北海道女将の会
2018年9月25日(火) 配信
北海道女将の会(須賀紀子会長=登別温泉郷滝乃家女将、26会員)は9月21日(金)、東京都内で開かれたツーリズムEXPO(エキスポ)ジャパン2018の北海道ブースなどで「北海道は元気です」と来道を呼び掛けた。
北海道胆振東部地震で観光に深刻な影響がでているが、9月19日(火)に高橋はるみ知事が、同庁のホームページで「現在は、旅行される方の移動や滞在に支障がない程度までに回復していますので、安心して旅をお楽しみいただけます」とのメッセージを発信した。これを受け、風評被害を払しょくするため「生の声を届けたい」と、9人の女将が急きょ会場に駆けつけた。
須賀会長は「ご心配もいただきましたが登別温泉は泉質・湯量も変わりません」と地元のようすを報告。「これからは紅葉が素晴らしい季節を迎えます。皆様のお越しをお待ちしております」と呼び掛けた。北海道第一ホテルサッポロの金井小百合女将は「観光客の皆さんに訪れてもらうことが何よりもの復興支援です」という秋元克広札幌市長からメッセージを伝えた。
□「ふっこう割」導入へ
女将会のメンバーは同日、首相官邸で安倍晋三首相を表敬し、北海道観光の現状を伝えた。安倍首相は「本日、北海道旅行への割引を行うことを指示した」と応じた。政府は北海道全域を対象に宿泊割引制度「ふっこう割」を導入することを決め、実施方法などの制度設計を早急に詰める。