変化するフロント空間を演出 「変なホテル東京 羽田」開業へ
2018年9月28日(金)配信
H.I.S.ホテルホールディングス(澤田秀雄会長兼社長、H.H.H.)は10月3日(水)、関東7拠点目となる「変なホテル東京 羽田」(東京都大田区)を開業する。2体の恐竜ロボットと1体の人型ロボットが出迎えるフロントでは、壁面にデジタル映像を投影し火山噴火のイベントを演出。「変なホテル」ブランド初の変化するフロント空間を演出した。
全200室のうち70室は、同ブランド初の「シアタールーム」として使用。80インチのスクリーンで映像を楽しむことができる。羽田空港近くという立地を考慮し、大型のスーツケースなどを持ち込む宿泊客が快適に滞在できるよう、テレビ台を設置せず、スペースを最大化した。また、「変なホテル赤坂」で試験導入していた客室コントロール機能と観光情報、ホテル周辺情報が入ったタブレット「tabii(タビー)」を、全客室に設置した。
ロビーには、豊橋技術科学大学と共同研究を行った「弱いロボット」を設置。人の手助けを促して一緒にゴミを拾い集める役割を担うとともに、宿泊客にロボットとの触れ合い体験を提供する。
40―50品目のメニューが楽しめるレストラン「アーリーバードダイニング5.5」では、羽田空港発の早朝便利用客に配慮し、朝5時30分からビュッフェ形式の朝食を提供。同時刻より前に出発する宿泊客には、ブレックファーストBOXを用意する。
9月27日(木)に行われた内覧会では、併せて今後の同社のホテル展開が発表された。18年は東京都内で「変なホテルブランド」の展開を加速させてきた同社。19年は西日本を中心に全国展開と海外展開を加速させる。国内では、1月の福岡県福岡市での開業を皮切りに、大阪・心斎橋(2月)、大阪・西心斎橋、京都府京都市(3月)、関西エアポート、石川県金沢市(秋予定)に開業する。また来夏、東京・浅草でのオープンも決定している。
一方の海外では、ブランドは未定だが、19年アメリカ・ニューヨーク、20年トルコ・パムッカレでホテルを開業する。