海外増補版を策定、ツアー登山ガイドライン(JATA)
日本旅行業協会(JATA)はこのほど、海外での安全・安心なツアー登山運行のため、「ツアー登山運行ガイドライン 海外企画関連・増補版」を策定した。
日本山岳ガイド協会と全国旅行業協会(ANTA)、観光庁と協議・検討を重ね、国内のツアー登山運行ガイドラインのなかに、海外特有の事例を15カ所挿入し、増補した。
同ガイドラインでは、現地ランドオペレーターの選定時に、より詳しく深い知識があることの確認や、現地ランドオペレーターが実地踏査する場合でも自社で実地踏査方法やその結果について充分に把握しなければいけないことをうたう。そのほか、募集段階での適切な情報提供や危険の告知、危急時の連絡方法、適切な保険への加入促進なども明記。登山ガイドの資格制度は国ごとに多岐にわたるので、充分な事前調査の必要性も強調した。
JATAでは、会員自社で総点検してもらうよう、年に1回、自主点検表を配り、安全・安心の徹底を推進していく。