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ぐるなびや熱海市ら5団体受賞 第10回観光庁長官表彰で式典開く

2018年10月2日
編集部:平綿 裕一

2018年10月2日(火) 配信 

前列中央が田端長官

観光庁は10月1日(月)に国土交通省内で、第10回観光庁長官表彰の式典を開いた。熱海市と、伊江島観光協会、北九州産業観光センター、ぐるなび、田辺市熊野ツーリズムビューローの受賞5団体が出席した。田端浩長官は「(同表彰が)観光先進国の実現に向けて、地域や個人の活動を活性化させる1つのキッカケになることを願っている」とあいさつした。

 同彰は魅力ある観光地づくりや訪日外国人旅行者の誘致など、観光の振興・発展に対する業績をたたえている。それぞれの功績概要は次の通り。

オール熱海」で

 熱海市は最盛期(500万人超)の半分以下まで落ち込んだ宿泊者数を、2017年度に380万人まで増やした。市長を座長とする「熱海市観光戦略会議」を設置後に、官民一体のオール熱海で取り組みを進めてきた。とくに若年層の新規顧客を獲得することに成功し、日本人観光客を大幅に増したことが評価された。

民泊を村おこしに

 伊江島観光協会は2003年から、村おこしの手段に民泊事業を推進した。泊まるだけでなく、農業、漁業体験など、体験を通じた村民との交流の場を設けた。当初の受入人数は300人程度だったが、17年度は人口の約4倍となる1万8617人まで増加した。民泊を村の一大産業へと成長させ、地域経済活性化に寄与した。

産業観光を確立

 北九州産業観光センターは地域住民や企業と共に、産業観光が軸のツアー造成や専門企業の育成・支援を行った。産業観光来客数は14年の約43万人から、17年は約58万人まで伸びた。同市の産業観光を、持続可能な取り組みとして確立した点が認められた。

「ぐるなび」で日本の食を

 ぐるなびは、日本最大級の飲食店検索サイト「ぐるなび」を用いた事業が評価を受けた。国内飲食店にはセミナーの開催、メニューブック作成支援などを実施した。訪日外国人向けには、多言語の店舗・料理などの情報発信を行った。これらの結果、日本の食に関する認知度向上し、受入環境向上と消費額拡大に貢献した。

地域住民と連携した着地型観光

 田辺市熊野ツーリズムビューローは、地域住民と連携した着地型観光による町づくりに取り組んでいる。多言語の観光案内版や地図などの整備を行い、訪日外国人の受入環境整備を牽引した。このほか、独自の予約決済システム導入や、欧米豪市場を狙ったプロモーションを行い、宿泊者数を増やした。DMOとしての安定した運営の実現が、評価のポイントになった。

※順番は五十音順

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