500会員が東旅協、一般社団化で臨時総会 (ANTA東京支部)
全国旅行業協会東京都支部(青山能久支部長、628会員)は3月15日、4月1日に「一般社団法人東京都旅行業協会」を設立するのにともない、臨時総会と設立説明会を開いた。新団体に加盟する意思のある会員は500社を超えるというアンケート結果を発表し、新団体への加盟に改めて理解を求めた。
臨時総会は、東京都支部の残余財産を新団体の東京都旅行業協会に引き継ぐことを承認。その後、説明会で新団体の定款や規約などについて報告した。
青山支部長は「今まで支部は独立した活動をしてきたが、本部の一般社団化で本部と直轄した支部は、法定5業務しかできなくなる。都支部でいうと、地区制度も設けることができない。そこで、各支部がこれまでの業務を行うために、本部の指導のもと、4月から全国に各都道府県旅行業協会を作る」と新体制について説明した。新団体加盟への意向アンケートで約110社が東京都旅行業協会に入会しない見込みだが、体制に大きな影響はでないという。一方、今後本部のみの会員には東京都独自の事業案内が送付されないことなど、注意点も促した。また、入会金と会費の変更も報告。会費は東旅協が定額2万円だが、本部会費が低くなるため、東旅協に入会した場合でも実質、現行の会費から変更はない。東旅協の入会金は1種10万円、2種7万円、3種3万円、地域限定3種2万円。現在の都支部会員に入会金は発生しないが、移行期を過ぎたあとは新規入会扱いになる。