No.337 観光産業政策検討会 - 産業の強化へ“提言”を発表
観光産業政策検討会
産業の強化へ“提言”を発表
観光庁はこのほど、観光産業の抜本的な改革と強化へ向け12年9月から行われてきた「観光産業政策検討会」を取りまとめた「提言」を発表した。先進的な旅行産業への成長や、宿泊業のマネジメント・生産性向上など6つの項目で構成。13年度中に即実施するものと、専門的な場を設け検討を続けるものとに分け、スピード感を持っての実現を強調する。観光立国から10年が経過しても未だに産業として確立されない「観光産業」が変わる布石となれるか。
【伊集院 悟】
≪旅行業法の見直しへ、宿泊業の生産性向上へ支援≫
12年9月から計4回行われた「観光産業政策検討会」は、旅行業、宿泊業のトップや大学教授などの有識者などで構成し、世界で戦える観光産業のブランド確立や観光産業の強化へ向けて課題や具体的な方策を議論してきた。これを踏まえて今回、観光庁が取りまとめた「提言」は6つの項目で構成され、(1)観光サービスの品質の維持・向上を通じた日本の観光産業のブランド確立(2)先進的な旅行産業への成長(3)宿泊産業におけるマネジメント・生産性などの改善・向上(4)旅行の安全の確保(5)IT技術の発展に対するニーズの高まりなど新しい事象への対応(6)観光産業における優秀な人材の確保・育成――を掲げる。
※ 詳細は本紙1499号または4月15日以降日経テレコン21でお読みいただけます。