小沢氏、IR法案説明、参院選後の可決へ意欲(PFI・PPP協会)
NPO法人日本PFI・PPP協会が主催する第8回IR(カジノを含む統合型リゾート)発案部会のなかで、国際観光産業振興議員連盟(IR議連)副会長の小沢鋭仁衆議院議員(日本維新の会)が、「IR議連の役割と展望」と題する講演を行い、IR議連が進めている「特定複合観光施設区域の整備に関する法律案」について説明した。
小沢副会長は「公明党には両論あるようだが、自民党を維新の会とみんなの党がバックアップするかたちで、参議院議員選挙後に法案が可決される可能性は十分ある」と自信をのぞかせた。さらに、「維新の会でできれば今国会中に法案を出したい」との意向を示し、同法案の維新の会の修正版について紹介。超党派の整備推進法案では、法律施行後2年以内に実施法を作ることをうたうが、それを1年に短縮。特定複合観光施設を運営する民間事業者に対して国会議員などがバックアップするアドバイザー制を検討していたが、それを取りやめ、民間に任せることなどを説明した。
小沢副会長は「カジノは先進国にはあって当たり前の施設。日本だけが先進国のなかで立ち遅れている」と危機感を語り、「観光立国を宣言しているが、観光産業はほとんど成長していない。国際観光都市の魅力を高めるために、あって当たり前のものを作るのは政治の責務だ」と力を込めた。